2024年6月2日、国防省が提供し公開したこの写真には、北朝鮮が送ったとみられる風船とともに南北境界線を越えた、ゴミと思われるものを含むさまざまな物を詰めたビニール袋がソウルで写っている。
2024年7月26日 18時43分(日本時間)
ソウル、7月25日(ロイター) – 北朝鮮は過去24時間でゴミを積んだ風船約500個を韓国領空に飛ばし、航空便の運行を妨害したほか、住宅の屋根で火災が発生したと韓国当局が25日明らかにした。
この風船は、北朝鮮からの脱北者や韓国の活動家らが反平壌のビラ、医薬品、現金、Kポップのビデオやドラマが入ったUSBスティックなどを載せた風船を定期的に飛ばしているのに対し、北朝鮮が現在行っているプロパガンダ作戦の一環だ。
韓国空港公社の関係者は、水曜日の夕方、ソウルの金浦空港で気球とみられる物体のせいで離着陸が2時間停止されたと述べた。
ここ数週間、韓国の主要国際空港である仁川空港では、風船が何度か交通に影響を与えている。
ソウル近郊の京畿道では、住宅ビルの屋上で風船が燃えた。京畿道北部消防本部の職員によると、消防士らが火を消し止めた。
韓国軍は、一部のゴミ風船には火災を引き起こす可能性のある時限爆弾が装備されていると述べた。
「ゴミ風船にはタイマーが付いており、一定時間が経過すると風船が破裂してゴミが撒き散らされる」と韓国軍合同参謀本部の報道官、イ・ソンジュン氏は記者会見で述べた。
リー氏は、木曜日の時点で韓国に480個の風船が着陸し、その多くは紙やプラスチックのゴミを運んでいたと述べた。
水曜日、北朝鮮の風船が厳重に警備されたソウルの大統領府付近に着陸した。