日本は木曜日、パリ五輪女子バレーボールで世界ランキング2位のブラジルに0-3で敗れ、敗退の瀬戸際に立たされたが、南米チームの金メダルへの野望は揺らいだ。
ポーランドとの初戦で敗れた世界ランキング7位の日本は、プールBの上位2チームの1つとして自動的に準々決勝に進出するチャンスを得るためには勝利する必要があった。
キャプテンの古賀紗理奈選手とチームは、各プールの上位2チーム以外から選ばれた2チームの中の1つとして、ノックアウトステージに進出することを目標としなければならない。
ガブリエラ・「ガビ」・ギマランエス主将率いるブラジルは、約1か月前に行われたバレーボール・ネーションズ・リーグ準決勝で、最終的に準優勝した日本に予想外の敗北を喫したが、その報復を果たした。
パリ五輪女子バレーボール予選B組、日本(赤)がブラジルに失点した。2024年8月1日、パリのサウスパリアリーナで行われた。(共同)
日本はサウスパリアリーナで東京オリンピック銀メダリストを相手に好調なスタートを切ったが、最終的には大柄で力強い相手に打ち負かされ、強力なブロックゲームを生かして第1セットを25対20で奪った。
その後のセットも同様の展開となり、南米勢が第2セットを25-17、第3セットを25-18で引き離した。
「攻撃の精度を上げることができず、相手に攻撃的なプレーをさせすぎてしまったのが原因だと思う」と古賀監督は語った。
パリ五輪女子バレーボール予選B組の試合でブラジルに敗れた日本選手ら。2024年8月1日、パリのサウスパリアリーナで撮影。(共同)==共同
「厳しい試合だったが、粘り強く続ければ自分たちのリズムを取り戻せると感じた」
ギマランイスは無敗のブラジルチームでゲーム最多の17得点を挙げ、一方、背の高いアウトサイドヒッターのアナ・クリスティーナ・デ・ソウザは15得点を挙げた。
「ベトナム・ナショナルリーグで日本に負けたことが、この試合に向けての大きなモチベーションになった」とデ・ソウザは語った。「その嫌な気持ちをモチベーションに変えて、今日はここに来て、必ず勝つつもりだ」
日本はアウトサイドヒッターの古賀と井上ありさがそれぞれ10本と9本でリードした。
古賀選手はオリンピック後に引退する予定であるため、長年代表チームのスターとして活躍してきたこの選手に初のメダルをもたらす望みを抱くには、日本は土曜日のプール最終戦でケニアに勝たなければならない。
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